猫飼いを追体験「かわいいにもほどがある」
- ホームページ管理人
- 2024年3月23日
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作者はいくえみ綾さんです。以下概要です。
猫好きな作者は子供の頃からキヨという猫を飼っていました。ある日キヨに散歩ひもをつけて散歩をしていると、迷子と思われる片キバの猫がついてきました。その後、その猫を飼うことになり、いろいろな経緯があって猫を多頭飼いするようになります。本作は筆者の実体験に基づく猫多頭飼いエッセー漫画です。
様々な理由で猫を飼ってみたいけど飼えない方はたくさんいらっしゃると思います。この漫画を読むと、猫を飼うとどんな喜びがあるのか、猫との接し方は、猫の死はどういうものか、などを知る事ができます。
もちろん実際に飼うのと漫画で読むのは大きく違うことは理解していますが、これから猫を飼う方にとっても、今後も猫を飼えない方にとっても得る事のある漫画です。
例えば、「人間が猫に癒してもらうのではなく、人間が猫を癒す」というくだり(もしかしたら同じ作者の「そろえてちょうだい」だったかもしれません)があります。猫に癒してもらおうと思って猫を飼い始めるのはそもそも心構えが間違っている、という事です。これは何の生き物を飼うにも共通する大事な考え方だなと思いました。この心構えがあるかないかで、責任ある飼い主になれるかどうかが変わってくると思います。
猫を飼えない人にとっても、ユーチューブで猫動画を楽しむ時の「猫慈しみ度」が高まると思います。少なくとも私は高まっています。いつか自分より早くいなくなってしまう猫ちゃん。猫の死を追体験しているからこそただただ可愛がれるというものです。
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