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投資の基本 インデックス投資とは

 今日は新NISAをきっかけに投資に挑戦される方向けに、インデックス投資について説明しようと思います。なるべく短く、分かりやすく書きますので、より詳しく勉強されたい方は、関連書籍を読んだりインターネットで別途検索してみてください。

 

 インデックス投資とは何か、というのは「インデックス」という言葉の意味を知れば自ずと内容が分かります。インデックスとは英語のIndex、日本語に訳すと「指数」という意味です。つまり、日本株でいうところの日経平均指数や東証株価指数、米国株でいうところのS&P500、全世界株でいうところのMSCIコクサイインデックスであり、指数を発表する各社が選定した企業で構成される指数です。株式だけではなく、不動産や債券など、様々な資産に指数があります。

 つまり、名が示す通り、指数に投資する投資手法の事をインデックス投資と言います。その上で、通常インデックス投資という場合、投資タイミングも分散します。基本は毎月一定額を淡々と買い進めていきます。

 決まった指数を、毎月一定額、淡々と買い進めていく投資手法、それがインデックス投資です。


 ではなぜこれが投資の基本かというと、それは名著「ウォール街のランダムウォーカー」(バートンマルキール)から来ています。この本の内容を簡単に説明すると、アクティブ投信よりもパッシブ投信が優る、という事です。

 アクティブ投信とは、ファンドマネージャーが買う銘柄を決めて運用する商品の事です。他方、パッシブ投信というのは上記の指数に投資する手法の事です。両者の運用成績を長期(何年か忘れました。2~30年?)で比較した場合、95%のアクティブ投信がインデックス投信に負けています。期間が長期になればなるほど、アクティブ投信はインデックス投信に勝てません。


 その原因は、投資家がファンドマネージャーに支払う手数料にあります。インデックス投信の場合は人間は必要ありません。機械で設定して放っておけばいいのでランニングコストが安い一方、ファンドマネージャーには多額の報酬を払わないといけません。しかし多額の報酬を払ってもその報酬を上回る運用成績を残すことはほとんどできません。

 つまり、プロの投資家が資産運用をするよりも、素人の投資家が思考停止でインデックス投資をする方がよい結果が出る、という事です。


 ここまでで、インデックス投資が何かという事は大まかに理解いただけたと思います。

 その中でなぜインデックス投資でS&P500や全世界株式が推奨されるのか、という事について、次回書いてみようと思います。

 
 
 

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