ヘレディタリー(継承)の感想
- ホームページ管理人
- 2024年2月20日
- 読了時間: 2分
「ボーはおそれている」を見る前の予習として、同じ監督の「ヘレディタリー(継承)」を見ました。とても面白かったですし、1回見ただけでは詳細を理解するのが難しいと感じました。見た後で細かい場面の意味を考えさせられる映画は私好みの映画なので、ホラー映画好きの方にはお勧めします。ちなみに、私が勧めなくても、2018年で最も怖い映画とやらに選ばれているようです。
映画の中で、選択肢のある悲劇と選択肢の無い悲劇は、どちらがより悲劇的かという問答があり、「選択肢の無い方がより悲劇的だ」と返答する場面がありました。
これは同じ監督の「ミッドサマー」に通じる問答です。「ミッドサマー」でも、主人公やその周辺の人々は、選択肢の無いまま悲劇的結末に追い込まれて行きました。きっとこれがこの監督が映画を撮る時のテーマなのだと思います。
ちなみに「ヘレディタリー(継承)」がどれくらい面白かったかというと、勢いで既に見たことのある「ミッドサマー」を見直してしまうほど面白かったです。2つの映画には選択肢の無い結末という以外にもいくつか共通点があります。
ちなみに私は、選択肢のある悲劇と無い悲劇なら、選択肢のある悲劇の方がより悲劇的だと思います。なぜなら、自分の選択の間違いによって悲劇的結末を迎えることで、自分が愚かだと突きつけられるからです。
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