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海外で猫になる人たち

更新日:2024年9月21日

私が学生の頃、名前は忘れたがアラモアナのビーチの近くのホテルの最上階にクラブがあった。そこは階上からはライトアップされたヨットハーバーが一望できる。私は時々ここに来て、飲めないビールをオーダーして酔わないようにちびちびと飲みながらその夜景を堪能していた。でそこは実際はクラブなのでダンスをしたりするのがメインである。しかし私は踊れないというか恥ずかしい。だからここに来てもただ友人と話をしたり、夜景を見て楽しむだけであった。ある時どういうわけか自分は踊れるんじゃないかと言う気持ちにかられた、と言うのはトレーニングの時、うちのチームメイトが調子にのってDJぽくトレーニングを盛り上げて、その時シャドウボクシングはダンスとなりトレーニング場がクラブ化する。そういうノリについて行っているからである。私は「そのリズムについて行っているから大丈夫だ、まわりに人は少ないしいける」と思い、思い切ってダンスを試みた。「おっ!思ったよりかっこよく踊れるじゃないか」少し踊った後満足した私は注文したビールをちびちびと飲み始めた。そしてその時思った。やっぱりリズムを養うためにはノリのいい音楽が大事だ。うちのクラブにはのちにDJになる人間がいて彼の選曲でトレーニングしていたのだからそりゃリズムが養われる。一方クラブなどで声出しとか、今でもあるのかわからないが、人が一生懸命やっている時に「ファイトー」みたいなダサい言葉を叫ばれるとテンションがさがる。スパーの時に真剣になる私に友人のピーターがよくTake It Easy!と言っていたが、トレーニングは力を入れすぎない、ノリを重視、リラックスしたほうがボクシングに必要なリズム感を養えると思う。日本人に関してすごく不思議なことがある。日本では皇帝のようにふるまっているが、しかし対外国人となると何も言えない、海外ではおとなしくなる指導者。英語が話せないから理不尽なことをされても何も言えない。でも通訳が来たら通訳におこりだす。たぶんこういう行為は海外から見たら非常に滑稽にうつると思う。


 
 
 

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