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コナンの新作映画「名探偵コナン 100万ドルの五稜星」

 映画館で見てきました。概要はTOHOシネマズで見られるので、あらすじは省略して感想など書いていきます。


 劇場版コナンを映画館で見るのはかれこれ約20年ぶりです。まず20年経っても面白さが全く失われていないことに驚かされました。お金をかけて作られているし、日本以外の国の人を意識した、映画そのものを楽しませつつ、日本をアピールする内容になっています。

 映画の舞台は題名から推測できる通り、北海道函館市の五稜郭です。漫画「ゴールデンカムイ」では五稜郭の敷地内にアイヌの黄金が隠されていましたが、今回は土方歳三ゆかりの刀にまつわる謎を解き明かしていきます。

 アクションにも力が入っており、殺陣やカーチェイス、セスナでの決闘など、アニメでこの迫力はすごいと思わせるものから、えーっ!?そんなの不可能やろというもの、そんなことやったら大事故になるやろというものまで、アニメ映画ならではの演出にちょっとクスリとさせられます。


 特に私が見ていて「こいつが一番やばい」と思った登場人物は、伊織です。フルネームは伊織無我というらしいです。紅葉という人物の執事として登場します。ヘリに乗った紅葉が、犯人を追って車道をスケボーで高速走行しているコナン君を見つけ、伊織に「コナン君を援護しなさい」と命令します。「かしこまりました」と言った伊織がでかい鞄を開けると、そこには大量のスタングレネード(閃光弾)が入っており、そのうちの一個を何の躊躇もなく、伊織は車道に放り投げます。

 犯人の車は事故りましたが、幸いけが人はありませんでした。ですがスタングレネードの所持はおそらく違法ですし、中身は高校生でも見た目は小学校低学年のコナン君が車道をスケボーで走っているところに投げるのは、援護でなくて攻撃です。それを悪いことをしているという自覚も、何の良心の呵責もなくやってのける伊織が一番の危険人物だと思います。


 漫画「ゴールデンカムイ」の舞台になった五稜郭が本作でも舞台になっているのを見て、私は五稜郭に行って見たくなりましたので、この映画の日本アピールは大成功だと思いました。大人も子供も楽しめるので、ご興味があれば見てみてください。

 
 
 

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