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A justice in MOB

Each person has an equal claim to a fully adequate scheme of basic rights and liberties, which scheme is compatible with the same scheme for all; and in this scheme the equal political liberties, and only those liberties, are to be guaranteed their fair value. 」A Theory of Justice(正義論 第一原理)



うちのクラブは暴力や暴言、とにかく女性や子供がこわがったり不快になったりするような行為はしないさせない。そしてもしそういう行為が繰り返されたら迷わず退会していただくことにしている。私がDQNとかやんちゃですを入会させないのは、こういうやつを入会させたら、まさに「悪貨は良貨を駆逐する」まともな人間がここでトレーニングしにくくなるからだ。そういう類の人間は少し一般では理解できない自分を正当化するための屁理屈を持っている。こんなこと普通はやったらだめだよということを無視して、独特の屁理屈で自分を正当化、しかも仲間たちも同じような思考回路をしているから固まると非常に厄介、こいつらの考え方は我々の理解をこえてそれでも不思議なことに共通として持っているので、もはやそれはDNAの問題ではないかと疑っているが、どんなことでも自分たちにだけ都合のいいようにしか物事を解釈しない。こういう人間を一人でも入れたら仲間を集めて厄介なことになるので、絶対に入会させないようにしている。うちのクラブのモットーは平等と言うことだ。しかしその平等はそういう類の人間が中心になって自分たちは楽しく自由にやらさせもらってまーすと言うような自分勝手な特定な人間たちから見た平等ではなく、ジェンダーや国籍そしてその人たちが持っている立場や考え方をよく考えて、そこから何が一番公平と言えるのかと言うことを考えた上での平等や公平である。ロールズの考え方に無知のベールと言う考え方がある。これは自分たちの利益ばかりを考えないで、おのおのがお互いの立場を考えて利益になるように平等性を考える、単純な言葉で述べると自分たちのことばかり考えないで、その自分勝手な考えをいったん置いといて互いの利益になるように考えましょうということである。クラブが平等であるというのはそこに来た人間たちに好きなようにやらせる、放置状態と言うことではない。放置状態にしたらそれこそ力の強いものがそこでは中心になり、弱い人間は隅においやられる。そしてそこでもしトレーニングしたかったら、そういう類のやつらに気をつかわなくてはならない。まともに仕事をしてある程度社会的信用を得てきた人間よりも目立つことしか考えていないそれしかできない人間のほうがそこでは立場が上だというのはどう考えても不平等だ。なぜそこまでそんなやつらに気をつかわなくてはならないのかわからない。無知のベールをかけて見えてくるのは、自分たちのクラブでは誰が一番マイノリティか、そしてそのマイノリティを大事にすることがうちのクラブにとっては全体の益となり、平等性を導く結果となりうるということだ。平等であるかどうかと言うのは心の問題だ、根本的には自分たちは大事にされていると感じることが平等を感じる時だ。自分たちの勝手をすてて、弱い存在、クラブに来ても自分はやっていけるだろうか、本当にやって大丈夫なのだろうかと言う存在が見えたならばその存在を大事にすることが全体の益であり平和であろう。クラブが公共の場であるならば、目立ちたがり屋で血気盛んな奴らがいかにも自分たちこそがクラブのメンバーだと言うような振る舞いで、そのクラブの中心になるとしたら、それはその群れの管理能力がひくいからだ。女性がいても平気で汗をまきちらして、しかも裸でトレーニングするなんて言うのは公共の場であってはならぬこと。本当に平等だと言うならば私はその群れで誰が一番マイノリティかと言うことを考えることが大事なことで、全体の益になると信じている。

Refarence

John Bordley Rawls  "A Theory of Justice"


 
 
 

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